関西で減圧症になったら
2008年 07月 09日
※2017.4.15追記
※2017.9.30追記→ 6段下に詳細追加します。
※2018.10.22追記
大阪・関西で減圧症になった人が出た。(とする)
さてどこの病院が治療に適してるのか?
これを最高レベルの治療で処置してくれる病院は、関西には「ありませーん。」
そう、残念ながら 関西にはないのです。
※2016.10.26追記 少し道が開けてきたかもしれません。下記参照
※2017.9.30追記 東大阪の 石切生喜病院には
第2種チャンバーがあり 現在は DCS治療の専門のドクターがいらっしゃるようで
東京医科歯科大学 高気圧治療部と同様の治療テーブルで高圧酸素療法が受けられるようになったとの報告がありました。
石切生喜病院には 以前から第2種チャンバーがあったのですが 専門のドクターがいなかったので DCSは 全く受け入れてもらえない時期や 空き状況次第ではT5ならOK 生死をさまようほどの時以外は 東京医科歯科大学病院等への紹介になる と のような時期もありましたが 現在は 実質上の国内最高水準のDCS治療(T6)ができるようです。
関西はDCSの治療の空白とも言われていたので この状態は 万一の場合はほんとにありがたい限りです。
参考になさってください。
近隣のドクターから 紹介状をもらって 舞鶴自衛隊病院にいくことも
引き続き可能性があることと
発症時の曜日が週末であれば
高圧酸素療法を受けるまでの間に時間がかかり 症状が悪化してしまうリスクがあると言う事は引き続きご承知をおきください。
が 以前 他の大阪の病院で DCS治療の結果なのか 何かで 患者ダイバーのクレーム??もめごと?があったことで ダイバーへの治療は断る方針に変わってしまい ダイバーを受け入れなくなった病院がある との情報もありますので せっかくの治療先なので 大事にしたい気持ちも芽生えています。
最新 最善の治療は 改善に向けての成績が良いのはもちろんですが
全てのDCSを 全て完璧に治すということはできる症状ではなく 時に 悪化することもあることを踏まえて 最終的には自己責任で治療すべきものではないかと思います。
※2018.10.22追記
このページを見て相談があったかたからの情報で
西宮市の上ヶ原病院で、高圧酸素療法を受けて改善したとの情報があったので追記します。
http://www.uegahara.net/oxygen/
第一種の機械で一人用ですが、専門医の先生もいらっしゃるようで
治療前の 「頭のボーッとする感じは少しましになり、手足のピリピリ感はなくなりました」とのことです。他の病院の予約によっては数日待たされることもありますが、こちらにも相談されることで回復が早まることもあるかと思います。
こちらの病院では 年間20〜30名の方が減圧症の治療に来られるそうで、通常はガンの副作用治療のために使用されている機械を、減圧症のために優先して使用させてくれるとのことで 月水金土が機械を使用できる日とのことでした。ご参考になさってください。
減圧症(DCS)の治療には 高気圧酸素治療室といわれるチャンバーの中に入って 酸素を吸うことになり、体内で気泡化した窒素を 加圧することで小さく(もしく溶解)させて肺の中で酸素を取り入れて 窒素と酸素をガス交換させゆっくり大気圧に戻す という治療がいいとされていて
その治療法は アメリカ海軍が開発した テーブル5(約二時間半) とかテーブル6(約五時間)((※下記に詳細あり)などがありましてそういった治療が 治療効果が高いといわれています。
さてその高気圧酸素療法の設置されている施設としては 関西にはあるにはあるんですが、減圧症のことをよく知ってるドクターがいなかったり その結果きちんとした診断ができなかったりで 減圧症は受診拒否される・・・・
逆に減圧症のことにくわしいドクターはいらっしゃっても、高気圧酸素療法の施設がなかったりします。
ダイビングの安全対策協議会(全国ダイバーズ協議会)などの中でも
「関西での減圧症治療の施設は空白」
なんて話もちらちら言われてるのものですから、
高圧酸素療法(高気圧酸素療法)などの研究発表の場でもある
日本高気圧環境潜水医学学会http://www.jshm.net/index.htmlで
昨年行われた学会発表の中で、関西に治療にええ病院あれへんねんとワーワーと発表して、http://namiyoi3.exblog.jp/6421276/
問題定義してきたのですが
よーするに治療に適してる(最適=これ以上は望めんほど)と思われる病院は、関西では見当たらず、結局行き先は東京方面が多いのが実情なのです。
東京医科歯科大学付属病院とかね。
そもそも減圧症の治療に適してるのはどういうことか・・・
といいますと、
①潜水のことをよく知ってる専門医がいる。
②一人用の第一種チャンバーではなくて副室がある「第2種チャンバー」がある。
※2017.4.15追記 一人用の第一種チャンバーにも チャンバー内を酸素で満たすものと、チャンバー内は空気で満たしていて酸素マスクで酸素を吸入できる(切替式)があり、「第1種チャンバー(切替式)」でも 「第2種チャンバー」と同様最適とされるな治療ができる(らしい)。
③発症が疑われたら、土日でも夜間でも、チャンバーを動かしてくれる。
④その症状に適した治療テーブルを適用してくれる。治療テーブル5ではなく 治療テーブル6かそれ以上。
と、まぁ こうなるわけですが、ここまでそろっているのは関西にははっきりいって「ありません」。
発症したら そこまで望むものですが、
残念ながら見つかりません。 ソートー調べましたが「ない」。
(あれば一報ください)
現状はこうです。
①小さな医院には関西の現状や減圧症の症状をよく知ってるドクターはいる。
関西の減圧症治療の現状を把握し、改善を目指す医院長(ダイビングインストラクターでもある)のいらっしゃる近藤眼科 罹患の疑いがあれば相談するのもいいかと思います。
ダイバーであり、関西の現状を理解し、緊急時の酸素供給も可能な 池田内科医院
その他 DAN-JAPANのDDネットに掲載されている病院など。
(DDネットには潜水に詳しいドクターも多いけど詳しいのは全員でもない)
①大きな病院でも、個人的にダイバーでよく勉強している人はいる。 が、その人のいる治療の部門に再圧チャンバーがあって受け入れOKか、となると、非常にヒジョーに難しい。
②第一種チャンバーだと、潜水に適している治療テーブルプロトコルは出来ないと思われる。もちろん第一種チャンバーでも、症状が改善する場合もあるが悪くなる場合もあると聞く。
それならば酸素吸入だけのほうがいいかもしれないのではないか?????
酸素吸入だけしてそして第二種へ行くほうがいいとも聞くが・・・???
③これが、相当問題で、T6などで5時間ほどかけても、病院は赤字にしかならない・・・。よーするに手間がかかるわりには病院の儲けが非常に少ないわけです。ってか儲けが無くやるだけ損がでるのはまちがいないやろうなぁ。
そうでもなくても、他の病気でも医者不足と言われてる時代ですので、これまた難しい。
ただ、重篤な場合などは特に、あきらめずに探し当ててくださいね。
せめて酸素吸入は早めに。そして長めに(できれば5時間以上は)。
④下記に記載
潜水医学の国内での権威でもある、東京医科歯科大学付属病院 高気圧治療室などhttp://www.tmd.ac.jp/med/hbo7/
東京方面まで行くのが、結局のところ、最適ではないかと考えています。
東海大学医学部付属病院
荏原病院
などなど
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2016年4月追記: 亀田京橋クリニック ダイバー専門外来あり。
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2016.10.26追記
舞鶴自衛隊病院には高気圧酸素治療室も専門医もいらっしゃるようです。ただこの病院は、基本的に自衛隊員ならびにその家族のための病院での直接訪ねても受け付けてもらえないようであるが、ここ最近 一般の減圧症患者の治療を受け入れてくれていると聞くが、それは 最寄りの病院のドクターから 紹介状をもらった場合だけのようです。
また
問題なのは最寄りのドクターが減圧症のことをわかる方かどうか?かと思います。(きっとほとんどのドクターは減圧症のことは知らないはず。 医学生のときに、数行の文章で 潜函病のことを学んでおられるようですがその程度だそうです。。)
よって、関西の減圧症事情にも精通されてる近藤眼科(津市)に相談され、舞鶴等へのルートを開かれるのも 有益&最短な方法と思われます。
舞鶴自衛隊病院は治療費は基本自費なようです。とくに国民健康保険の適用がないらしい。社会保険なら あとでお金が戻ってくるようです(確認してくださいね) そういった意味でも ダイバーは DANの保険くらいは加入してのが得策かと。
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DANに問い合わせするのももちろん必要なことですが。 br>DANの登録病院は全部が全部「潜水医学に精通している」わけではありません。
(よく知ってる先生もいらっしゃいますけどね)
他で調べるには、社団法人 日本潜水協会さんが調べた、再圧治療施設リストにも掲載されています。
で様々な状況を調べた結果、
関西から近い、ここやったら大丈夫でしょう!と思える病院施設は、
大阪から350km東にと距離と離れてしまうのですが、
静岡済生会総合病院 担当科 脳神経外科
住 所 静岡県静岡市駿河区小鹿1-1-1 TEL(日中) 054(285)6171
URL http://www.siz.saiseikai.or.jp/hosp/ TEL(夜間) 054(285)6171
減圧症受け入れ ◎ 常時可能
夜間の受け入れ ◎ 常時可能
減圧症の診療 ◎ 常時可能
減圧症入院治療 ◎ 常時可能
か
大阪からこれまた350km西の距離にある
呉医療センター 担当科 高気圧酸素治療室
広島県呉市青山町3-1 TEL(日中) 0823(22)3111
URL http://www.kure-nh.go.jp/ TEL(夜間)
減圧症受け入れ ◎ 常時可能
夜間の受け入れ ◎ 常時可能 (ドクター不在だと受け入れしてくれないときもあるようです)
減圧症の診療 ◎ 常時可能
減圧症入院治療 △ 状況により可能(事前に確認のこと)
に、なると思います。
こちらにどうぞ。
実は他にもう少し近い病院はといいますと
舞鶴に
自衛隊舞鶴病院
京都府舞鶴市泉源寺無番地
があって、
ここには、潜水のプロ中のプロもいることから、専門医もいてはると思われるし、高気圧潜水医学学会でも、相当最新の治療テーブルをお持ちと聞いていますので、関西のダイバーにとっては非常に頼もしい存在でなんですが
夜間は受付でだめだったり、保険が効かずにすごく高かったり、または、自衛隊員かその家族用の病院なので、他に行きなさいといわれることが相当あるようです。(あとで保険適用可能な場合もあるようなのと他に診てくれる病院がないのであれば、引き受けてくれることもあるようですが、受付レベルで断れることが多いと報告がきています。)
他には
②一人用の第一種チャンバーではなくて副室がある「第2種チャンバー」
のある病院は
石切生喜病院 大阪府東大阪市弥生町18-28
は、民間の病院でありながら、関西の潜水治療の大変さも理解いただけ、テーブル5であればOKですと受け入れてくれています。命の危険があるようであれば、T6治療もしてくれるかもしれません。
潜水専門医はいらっしゃいませんが、技師の方で詳しい方がいらっしゃいました。
また
大阪労災病院 大阪府堺市長曽根町1179-3
があり、なんらかの状況(たとえばご自身がかかりつけ病院であるなど)により受け入れ可能な場合もあるようですが、基本的にはレジャーダイバーの受入れは不可のようです。たとえば病院の受付でぶっ倒れるくらいの重傷なら 受付の方が 必死になって病院内のドクターを探してくれることもありますが 症状が比較的軽く 少ししびれがある程度で 減圧症かもしれないんですが・・・ などの相談に行っても 当院では受け付けないです、と言われることが多いと聞いています。
高気圧酸素治療は、ダイバーではなく 耳鼻科系の疾患 突発性難聴の治療などでも使われるので この病院ではその患者があふれかえっておる状態で ダイバーが入れる隙間がない というのが現状かと思います。(私 突発性難聴で二度大阪労災に入院しましたのでよーくわかります^^;)
ほかには専門医がいないというのも大きな理由かと思います。(責任が持てないってことなんでしょうか、いや 治療法も症例もわからないってことかもしれません)
レジャーでの疾患であって 労災じゃないので っていうふうなお断りもあったと聞いたことがありますが
インストラクターなどが減圧症にかかるのは労災ともいえますので 電話で病院の事務局と話したことありましたし 労災の監督官庁にも 労災患者を受け入れられないのはなんで?とお尋ねしたことありますが 「いくら労災での疾患でも専門医がいないので診れない という現実は変わらない」との回答もありました。残念。。。
また 堀口整形外科病院 和歌山県和歌山市本町5-35
こちらも、テーブル5で治療をやっていただいていると聞いたことがあります。(2013年追記、チャンバーを無くした との情報)
京都大学付属病院も第二種チャンバーがあると聞きますが、こないだ聞いたのは(間違ってるかもしれませんが)東京医科歯科大学付属病院で診てもらって、紹介状をもらい、京都大学病院で第二種チャンバーに入ったとの情報もあり。
結局、症状が治るのかどうなのか、くわしく聞きたくなると思うので
東京医科歯科大学付属病院か、マオクリニック、荏原病院等の専門医がいてくれる病院で、診てもらって、メインドクターになってもらい、そこで治療をするか、ウンがよければ、そこから紹介状をもらって、近くの第二種チャンバーのある施設で、再圧治療(1回~数十回)を行い、メインドクターにまた診てもらう、などという形になる場合もあるのではないかと思います。
治療テーブルについて、注意しなければいけないことは、
他に第一種チャンバーしかないところだと(何もないよりいいともいわれているのですが・・・)
潜水の専門医で無い人は、どの症状に何のテーブルが適切かが分かっていないので、
今の高気圧潜水医学学会では、減圧症の治療には適さない(ひょっとしたらわるくなるかもしれない)と言われている治療テーブル(たとえば突発性難聴用とか)を使用する場合があるようです。
発症が疑われたら、(もしくは、そうかもしれないなぁと思ったら)大気圧下でもいいので、まず酸素吸入!そしてあとからでも仕方がないがなるべく早めに第二種チャンバーで、きちんと診断して、テーブル6(以上)で治療をするのがよい。
じゃあどうするか?
では高気圧化で酸素を吸うのは無理ならば
大気圧化でもいいから、酸素吸入は、ぜひともオススメします。
でも!緊急の場合、第2種チャンバーを探し当てるのが難しいのと同時に、
なんと、酸素吸入だけでもさせてもらえる病院を探し当てるのもこれまた至難の業になる可能性大です。
(レジャーダイバーがよく罹患するのはII型でといわれていてそれに適しているといわれるT6です。T5は、しないよりはマシとされてますが、治療効果はT6に比べて低いと思われます)
減圧症の治療前ということでも、酸素吸入だけでは、カネにならんのが大きな理由?なのか、適切な治療を知らない(専門外)なようで、他の病院にいってくださいと、相当な確立で言われることが多いようです。(実際の経験談を複数聞いてもそうです) 診断名がつかないのかな。 専門医じゃないから、酸素投与して悪くなられても困ると思うから断るドクターがいる というのは目の当たりにしたことがある。
も、どっこも酸素吸わしてくれるところがなければどうするか?
酸素持っておく のがよい。
なければ緊急用酸素を持ってる人(ショップ)に問い合わせる。
などかな。
ちなみ なみよいくじらでは 47Lのでかい酸素を3本常設してます。もちろん病院ではないので治療では使えませんが 緊急用 そしてアドバンスドナイトロックスの使用としていつも置いています。
※2017.4.15追記
もしも、酸素吸入ができる病院があった場合ぜひ 酸素吸入をすべきですが、問題は、酸素の流量が足らない場合が多いのです。DCSの治療 改善効果があるのは、15L/分以上の大流量です。 肺の中を100%近い酸素で満たすことで 窒素の排出効果が強まります。ですが、ほとんどの病院では、血中酸素濃度を上げること で 酸素を使っているらしく、多くても毎分4Lとか だと思われます。ですので 肺の中を100%の酸素で満たして 酸素窓(オキシゲンウインドウ)←勉強して頂戴w。 を大きく開けることで 組織内の窒素の排出が促進されることを覚えておいてください。
※治療テーブル5(T5)
水深18m(2.8気圧)まで加圧し、約2時間半かけて治療します。
関節痛、部分的な筋肉痛など、気泡が限局的なものと診断できるI型減圧症のみに用います。
http://www.jachod.org/pdf/guideline_pdf/bessi1_table5.pdf#search='減圧症 テーブル5'
※テーブル6(T6)※減圧症治療の基本的なテーブル
水深18m(2.8気圧)まで加圧し、約5時間かけて治療します。
気泡が限局していないII型(関節だけでなく脊髄、脳などに及んでいる場合)にT6を用います。
レジャーダイバーはよく罹患するのはII型です。ですからたいていはT6が用いられます。
http://www.jachod.org/pdf/guideline_pdf/bessi2_1_table6.pdf#search='減圧症 テーブル6'
参照 http://www.edasango.sakura.ne.jp/gen-atsuML.html
好き勝手かいてますが、残念ながら私は
潜水の専門医でもドクターでもないので、体のことはもちろんドクターが専門ですので、罹患したアナタの体の責任は負えません。またこの文章は経験上のことや私(や関西潜水障害連絡会の仲間たち)が調べた範囲でしかありませんので、それ以上の良好な状態になることはあるでしょう。
あったらそれはうれしいことです。
他に、ここのドクターは、ここの病院はばっちりやったよー という情報があったら、または、間違いや誤解されそうなことがあれば教えてください。
わたし(や仲間)の調べた範囲では、このような状態ですので、そうならないための準備は万全にして楽しいダイビングをしてくださいね。
潜水前には水分をたっぷり補給し、ダイコンだけに頼らず控えめにダイビングをして、
タバコは吸わずに、前日は良く寝て、体調はいい状態で、ムリはせず。
できれば、ナイトロックスやアドバンスドナイトロックスなどの知識を身につけて、楽チンに安全に。
※2017.4.15追記 まとめ
関西で減圧症、またはその疑いがあった場合
①躊躇せず 大気圧下でいいので早めに酸素を吸入する(15L/分)。30分以上。(歩けなくなったDCS患者は3時間くらい吸ってようやく歩けるようになった) 流量も時には要交渉。 酸素吸入できる場所が無きゃ なみよいくじらに来てください。応急手当対応します。(ドクターに電話して指示仰ぎます)
②再圧チャンバー(第二種)に予約。東京に行く決心と手配を早めにする。(夜行バスは高所を通るので重症化の要因にも)
(東京医科歯科大学病院 荏原病院 マオクリニック 亀田クリニック等)
③ダメ元?で 下記の病院に問い合わせる。
石切生喜病院 (紹介状必要)
自衛隊舞鶴病院(紹介状必要)
大阪労災病院の既存患者であれば、だめ元で相談したら可能性もあるかも。
静岡済生会総合病院
呉医療センター
④紹介状がなければ、DANに電話。かかりつけ医に相談。近藤眼科(津市)等に相談。
※2017.4.15追記
日本高気圧環境・潜水医学会 近畿地方会 が 2016.7に発足の模様。
関西の希望やん^^
この情報が、少しでもお役に立つことを願います。
2017.4.29 追記
こういうDCS関連の記事が関西には 少ないからか ちょこちょこと これってDCS?などの 相談の電話が入ります。
症状はそれぞれで ひどい人は電話中にろれつが回らなくなって来たり 虚脱感がさらにでてきたり、重症化しそうな方も見受けられました。
回答ははもちろん 即チャンバーいきなはれ、近くの病院で酸素吸いなはれ 緊急用であればうちに来たら吸入はできますよ です。
また自分の症状は減圧症なのかどうなのか?という相談もあります。
答えは 「ダイビング後の症状なら DCS疑いはぬぐえません。」です。
ダイビング後に減圧症特有の症状http://www.divingmedicine.jp/decompression/d_3.htmlがあれば それは DCS疑いの人 として扱う以外にありません。
軽症だと思われる状態でも、疑わしいだけでも 答えられるのは 悪化の可能性があり 歩行困難 言語障害 排尿排便障害、など(くわしくは他ページhttp://www.divingmedicine.jp/prof/)ひどくなって社会復帰できなくなる可能性があるということ、最悪は死、であるので
答えは
即酸素吸ってみなはれ、改善が見込め、少なくとも酸素によっての悪化は非常に少ないと言われている そして 専門の医者の診察を受けてください チャンバー行ってくださいです。
つまり9割以上 東京にいきなはれ です。それまでの間 酸素吸いなはれ、です。
ダイビング後その症状(DCS特有の)が現れたのならば それはDCSの疑いがあるということですので 対応は 酸素を吸って改善傾向になったら それはDCS疑いはさらに濃いということです。チャンバーに入って改善したならば それはきっとDCSでしょうということです。
つまり 減圧症かどうかなんていうのは 酸素吸うかチャンバーに入って改善するかで、あ、やっぱり減圧症やったんやねとやっとわかるような症状なんです。最終的には。
レントゲンにもうつらんし。 自覚症状だけです。(神経所見などは取れるけど)
ここのページhttp://www.divingmedicine.jp/pdf/self_med.pdfに 自己診断法が掲載されています。
心配な方はここでやってみてください。
※当店の減圧手順というテックダイビングのコースhttp://www.namiyoi.com/techinf_tech_decom.htmlの中で そういうチェックの方法の学科講習があるので気になる方は お尋ねください。
また 来週ダイビングに行く計画してるのに 行けるんですか? という相談もあります。
答えは「基本的には DCS疑いの状態でダイビングはすべきでない」
というのが当たり前の認識だと思います。またDCS発症後は 完治後半年たてば ダイビング可能という指針もあります(自分の医者に聞いてね)
その症状だったら 減圧症じゃないですね、
あーそのくらいだったら 明日(来週)潜っても大丈夫でしょうー
なんて 一緒に潜った方でもなく 見たわけでもなく 酸素与えたわけでもなく 医者に診てもらった方でもない 電話相談だけの方で そんな無責任な答えは言えるわけないです。
そもそも何らかの症状を訴えておられるわけなんで。
(たまにそういう「安心材料」をもらいたいがために電話くれはる方がいてはるけれど)そういう答えを求めてるのならば DCSのことを勉強してない人のところに行かれたほうがいいと思いますー つめたいようやけどー。
だって重症化してほんとに苦労してはる人がいますので。歩けなくなったりとか、杖ついて とか。。。
ということで 対応は そういうことになりますので お力になれることがありそうでしたらお尋ねください。