ダイビングスクールなみよいくじら(www.namiyoi.com)のせきちゅうが、ダイビングのことについてうんちく好き勝手語っちゃいます。不定期ですのであしからずご了承ください。


by namiyoi3
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カテゴリ:減圧症関連記事( 6 )

不都合な真実

ゴア元副大統領の話す映画「不都合な真実」。

これは地球環境のことをずばりと指摘するすばらしい映画でしたが、


これは、ダイビングに関する「不都合な真実」! かもしれません(笑)

ダイビング終了間際、水深5m程度でストップする安全停止。

これは体内窒素を「抜く」作業だと、多くのダイバーは信じていますが

事実はこれ。

2台持っていって、安全停止中を空気の場合と酸素の場合を比較しました。

空気での安全停止中の窒素排出状況
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棒グラフとその上のマイナスとかプラスを見てください。
この棒グラフは組織コンパートメントごと(体の様々な部位ごと)の窒素吸収量wpあらわしています。
グラフの左のほうは、早く窒素が溶け込む組織で右のほうはゆっくり窒素が溶け込む組織を表しています。

そして棒グラフのマイナスとプラスの表示を見てください。
左から二つか三つほどはマイナス表示で組織からは窒素は抜けていることを表していますが、
他の組織はすべてプラス表示で吸収しています。
(棒グラフの上の部分、-(マイナス)か+(プラス)表示は-(マイナス)は体内から窒素が排出していることを表し、+(プラス)は吸収していることをあらわしています)

安全停止中も遅い組織には窒素は吸収していっていることがよくわかります!

下の写真は酸素での加速減圧中です。(安全停止中に酸素を吸っているだけです)
実際には安全停止中に酸素(古い法律の影響で酸素吸入は禁止されているので99%ナイトロックスと呼んでいます)を吸入します。

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空気での安全停止中の表示に比べて、99%ナイトロックス(アドバンスナイトロックス)に切り替えると、見事にすべての組織から窒素が排出、ぬけていっていることがわかりますか)。
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ということで、空気で安全停止中は、窒素は、すべての組織から抜けているのではなくて、窒素が速く溶け込む組織からは窒素は抜けていますが、中間から遅く溶け込む組織は、窒素がどんどん溶け込んでいる、ということです。

はい、これが真実でした~パチパチパチ~(*^。^*)
一日に何本も潜って、そして3本目や4本め?などのダイビングになればなるほど「窒素を抜くために浅くするといい」
みたいな常識はは「誤解」でした~!

空気潜水で、窒素を抜くには、水面に上がること、となります。
ただ、安全停止をしないでいいというわけでは決して無くて、必要なんですが、
遅い組織から窒素を抜くには、大気圧に戻る、ということで可能となります。

大気圧に戻って、窒素が「気泡」にならないように、ある程度の圧力のかかってるところで窒素を排出するという、加速減圧は、こうみても有効な手段であるなぁと感じるわけです。

とはいえ、加速減圧(高濃度酸素で安全停止や減圧停止)は、酸素が濃いので、酸素特有のリスクを熟知する必要があります。

100%までの酸素やナイトロックスを使うためや加速減圧などを行うためのコースにはアドバンスナイトロックスコースがあります。
このアドバンスナイトロックスコースでは
加速減圧のことや、時間ごとの酸素消費量、酸素暴露量などテクニカルダイビングに通じる
高等な潜水計画スキルなども得ることができます。
このブログをご覧いただいたのも何かの縁!♪この機会にぜひ習得してください♪

アドバンスナイトロックスの利点と危険性を熟知して
高濃度の酸素使用に関してのリスクを、自分でとることができるようになります。
それが認定証ですね。

理論がわかるまで自宅学習&レクチャーでしっかりサポートしますので安心してご受講ください♪

今はおかげさまで、申し込みがとっても増えています。
by namiyoi3 | 2009-08-11 21:54 | 減圧症関連記事 | Trackback | Comments(1)

続報

TUSAから出た新製品のダイブコンピュータIQ-850。

せきちゅうも買った、超オススメ品です。

ダイビングを知ってるダイバーだったらこれもっとかな。というくらい惚れ込んでいます。

初回納入ロットでの入荷が待ち遠しいです!

スタッフの安全のためにも全員に使ってもらおうかと検討中です。

これ、視覚的にもわかりやすくて使い方も簡単で、
まさに減圧症の発症を抑えるという意味でも

今のリクエーショナルダイビングの中では
「最強にええ」と思えるのですが、
その「良さ」を伝えるのに、ちょっと専門知識がいるから わかりやすく説明するのがちょと大変。


っということで、動画をいただいていたのですが
TUSAのHPにアップされていたので

こちらをご覧ください♪

http://tabata.jp/tusa/movie_gear/iq850.html

ちょっと潜ってる人にはわかりやすいとおもいます。



見てもまだよくわからんって方、お店でご説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいね。


またご購入後の使用方法などしっかりレクチャーしますのでご遠慮なくお申し出くださいね。

126000円⇒ここで提示したらメーカー怒られる価格(笑)で予約受付中です(*^。^*) 
怒られはしませんが(笑)、なみよいやるなぁ!減圧症低減に本気やなぁって思ってもらえるような普及価格でがんばります。

特別割り当て初回納入ロット5台のうち、3台予約決まりました!
あと2台!急いでくださいね。
by namiyoi3 | 2009-03-21 21:23 | 減圧症関連記事 | Trackback | Comments(0)
ダイコンが減圧停止を指示していた。

減圧停止しなければいけないことはわかっていた。

しかし減圧停止をするだけの十分な残りのクウキがもうなかった。

どんなときあなたはどうしますか。

もちろん 悔いてください(笑)

って笑ってる場合なんかじゃありません。

後悔先に立たず。

そのまま浮上すると減圧症がもう目の前です。

もちろん、そのことをバディや他の方に伝えて、オクトパス等でエアーをシェアして減圧停止するのも手だし、誰かに代わりのタンクを下ろしてもらうように、水中から指示を出すのも手ですね。


事前の計画は十分すぎるほど行うことが、ダイビングには必要なことで、
テックダイブなどはまさにその典型です。
計画を立てて潜るということを、入念にして で、そのように計画的に潜ることが出来ない場合は、ありえない状態にするわけです。まぁ無視してやる人は、減圧ダイブもテックダイブもディープダイブも すべきではありませんが、


まぁついうっかり写真に夢中になって、気がつけば、ああ!こんなにも減圧の指示が出てる!!!
で、仕方なく、上がってきてしまった!

なんてこと、聞いたこと、実際にあるんですよねー。

減圧手順コースはそんなときにどうすればいいかの特例も、書いてるから面白い。

はい、これ、ダイビングには準備が必要ですよ、という警告と、ついでに宣伝です(笑)

いじわるでもなんでもないのですが、こんなときどうすればいいかのスキルや準備、間違って上がってしまったときのことを、ここにかけるほど、簡単なことではないので、あしからず。

受講するまでは、ぜーったい減圧不要限界(無減圧潜水の範囲)を意図的であってもうっかりであっても超えないようにしてくださいね。

お店で「DCPってどんなコース?」ってお話いつでもしますので、またたずねてくださいね♪


ちなみに、デコンプレッションプレシーダーっていうコースの参加前条件は・・・

18歳以上 最低オープンウォーターダイバーを持っていること。できればアドバンスダイバー以上(受講前必要経験本数25本以上)であれば大丈夫です。
あと器材もフロートやリールなど必要な器材もありますけれども、レンタルと言う手もありますのでまぁ気軽に受講してください♪ ちなみに、講習では、フツーは減圧潜水はやりません。

減圧潜水の場合のスキルを身につけていただくコースになっています。

減圧手順(ディコンプレッションプレシーダー=DCP)コース
12月コース生 1月コース生募集しております。
http://www.namiyoi.com/techinf_tech_decom.html

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DCPインストラクターコースも開催しますので、インストラクターの方もおたずねくださいね。






by namiyoi3 | 2008-11-19 12:30 | 減圧症関連記事 | Trackback | Comments(0)
減圧症にかかってしまった。
これは減圧症でしょうか?どうしたらいいか?という相談もプロアマ問わず多いですが、
同時に復帰したいが、どうしたら安全性は高まるか?などの相談が当店に最近多くきてます。


今回は、復帰についてだけ、記事にしてみます。


せきちゅうからのひとつの提案として、ですが、アドバンスナイトロックスコースで得られる知識スキルを使って、減圧症からの復帰ダイビング時に利用するというのはいかがかと思っています。

安全性を考えてそれを選択するダイバーもいらっしゃいます。(この2年で10名)
また復帰してからも、ここで得たスキル(加速減圧などの)安全性をあげてもぐっておられる方もいらっしゃいます。

通常の空気での潜水よりも、窒素の影響を低くし(場合によってはゼロ)、怖い再発リスクを限りなく低くしていくことに貢献できるのではと考えています。


さまざまなタイプのアドバンスナイトロックス用タンク
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DAN酸素供給キットとアンビュー他、水中で使用する純酸素用のタンクと純酸素対応のレギュレーター
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医療現場で使われている酸素タンクと水中に持っていって使用できる(マウントして)加速減圧用デコボトル。
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通常のダイビングでの浮上時に行う「加速減圧」・・・窒素の洗い出しの効果があることを踏まえつつ、通常の空気潜水では潜水することによって大気圧下より窒素分圧があがることで、少なくとも窒素が体内に溶解していくことになるが(窒素比率0.79x水深絶対圧=窒素分圧)、たとえば80%酸素ナイトロックスを使うとなると、20%しか窒素がないわけで、-5mにもぐっている状態では 0.2x1.5=0.3窒素分圧 しかないので、潜ることによって窒素が大気圧下にいる状態より多く解けていく、という状態を物理的になくしていることで、窒素の影響による再発というリスクを「物理的」には非常に低くすることになると考えています。

ただし体調や状態によって、さまざまなケースが考えられます。慎重に考えなければいけません。

ドクターのOKも出だ上で、使用ガスは空気潜水なのかナイトロックスなのかアドバンスナイトロックスなのかなども含めて互いによく話し合って相互理解の上進めるようにしていきたいと考えています。



くわしくはこちらでもうんちく語っています。
こちらhttp://namiyoi3.exblog.jp/7292396/
関連記事
もしも減圧症にかかったら・・・万一のためのお役立ちページ
 
減圧症メーリングリスト http://www.edasango.sakura.ne.jp/gen-atsuML.html
減圧症体験記http://www5e.biglobe.ne.jp/~ikurin/diving/
山見ドクターのダイビング医学 http://www.divingmedicine.jp/index.html
関西で減圧症になったら http://namiyoi3.exblog.jp/7287890/
大阪地区における潜水後の高所移動と標高http://www.namiyoi.com/info/dan/info.html
最終的には、復帰を目指す方自身がご判断いただくことになりますが、
大好きな海、大好きなダイビングへの復帰に向けて、私の同じ経験を踏まえて気持ちも共有しながら、少しでも前進できるためのお役にたてればと願っています。

何でも気楽にご相談くださいね。
sekito@namiyoi.com 関藤まで 
by namiyoi3 | 2008-07-15 15:22 | 減圧症関連記事 | Trackback | Comments(0)
潜水医学の権威、東京医科歯科大学付属病院に訪れる
年間の減圧症罹患者数は、約400人と聞く。

駒沢女子大学芝山教授の発表によると
発症の確立は20000DIVEに一回くらいの割合だとしている。
http://fdiving.folomy.jp/web/safe/00h-6.htm

いまやレジャーダイバーの人口は100万人ともいわれ、年に数回程度潜るダイバーは 30万人程度と言われている。

その中での減圧症の発生率が多いと思うか少ないと思うか、考え方は人ぞれぞれであるけれども、

現実に「発症者はいる」わけですので、次はわが身と考えて「用心」するのに越したことはありません。

しっかり「用心」したあとにはじめて、「ダイビングってほんまええなぁ」 「気持ちええなぁ」が実現するわけですしね。

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《写真は、水面休息時に出会ったカメたち。・・・・どうやら「イタシている最中」のようだ。ウフッ・・・・・・・・・・・・・・・・ってなんでこのタイミングでこの写真やねん!(ガラパゴスにて)》

「用心」してても、かかってしまう人はいてて、さて、今日は万一かかってしまった人のための
「復帰」について、うんちくたれてみよう。



東京医科歯科大学付属病院の山見先生の公式HPによると、こう書いています。
http://www.divingmedicine.jp/
「ダイビング復帰について(減圧症罹患後のダイビング開始時期)
 神経症状を伴わない減圧症では、他覚所見(診察所見)と自覚症状が完全に改善したあと3ヶ月以上経ってからダイビングを始めましょう。神経症状を伴う減圧症では、他覚所見(診察所見)と自覚症状が完全に改善してから6ヶ月以上経ってから始めましょう。ダイビング再開を早めると再発率が高くなります。 」

よーするに、元通り元気になっても大好きなダイビングが出来ない期間があるわけです。
また、完全に改善した後・・・と書いています。

完全に改善した人は、書いてるように期間をあけて、そしてじっくり無理せず復帰していけばいのですが、少し(とかたくさんとか)違和感が残った、などの人もいます。そういう人は、ダイビングOKはドクターからは出ないということになります。

改善した方の復帰のサポートは、様々な危険性を互いに納得した上でサポートしていくこともあるのですが、、完全に症状は消えてないけれども(2年たったけど手の違和感が少し残ったとか)で、どうしても潜りたいという方がいらっしゃったときは、所属指導団体もOKと言わんし完璧ダメなんですが、もう一度潜りたいという思いが強ければ強いほど心が揺れますねぇ。
「自分からダイビングとったら死んだほうがマシや」ぐらいの勢いのある人ですね。
そういう人、いますいます、あちこちに(笑)
でも、もっと症状が悪くなるかもしれないリスクもはらんでるんですよね。
ドクターがあかんと言うてるのにもぐった、なんてことはお店のビジネスの範囲を超えてますので、基本NGですが、どーしても、どーしても!って方もいらっしゃいますねぇ。
潜らないと自分が自分でなくなっちゃう!くらいの方ですね(笑)
まぁそーいうと方は身内対応ということで、これ以上はここではかけませんのでご勘弁あそばせ。



ここでは、完全に症状が改善した人向けのことを書きますね。
どのように復帰していくかが、本人にとっては、不安がいっぱいあるわけですね。


東京では、東京医科歯科大学のドクターと減圧症に非常に詳しい伊豆のショップイントラさんが、復帰を目指す人向けに「復帰プログラム」というのを 病院と一体になってやっています。
伊豆なんかは特にドクターへリと専門医と現地ショップさんなどが、蜜に連携していて、もしものためにはすばらしい連携で対応するシステムが出来てきています。
だから万一再発してしまったときのチャンバーが遠いなどのリカバリーの問題などにも対応できているのでそういう意味ではオオヤケに近い形でできるのですが

が、大阪では、そこまではまだできてない、んですよねぇ。
連携などもなんとかしたいと思って、大阪近辺の安対協さんとも連携していって力を集約していこうとおもっているのですが、なかなか簡単にはいきません。。

では大阪近辺で復帰についてどうするかについては、
海に行って、イントラに、「ワタシ減圧症だったので、浅い目でお願いします」なんて感じで復帰していくわけになるわけですね。問題なければそれでOKですね。


でも 申し込みの際に「過去に減圧症の罹患あり」、なんて書いちゃうと、理解の無いお店だとそれだけで断られちゃう、(理解無いまま受け入れられるのも微妙に怖いが。)という
超ショックなことが起きる可能性も、あるあるー。

(ま、実際はお店側の理解が少ないからお店としてなんかあったら怖い、という衝動に駆られ断る、という経緯になると思われます。もしくはお客様の身に何かあったら申し訳ないし・・・という考えもあるでしょう。でもねー、どんなお客様でもなんかあったらいけないから安全のために出来うる限りのことをするのがしょっぷちゃうんかなと思うわけで、そんなことも減圧症のこともふかーくお店側も理解したらええねんけどな。でもダイバー側もよーく勉強せなね)

なんども復帰後に潜って、「うん、この程度なら大丈夫だ」みたいな、自信が出来ていればまだなんとか安心もできるのですが、復帰するに当たって、何Mまでならいけるのか?フツーのダイビングに申し込んだが、何Mまで潜ってどのくらい水中に滞在して浮上は安全停止などしてても、迷惑がられないだろうか?
などの心配事がやっぱりでてくるわけですね。しかもホントに身体的に大丈夫かどうかは、本人としてはやっぱり不安なことがたくさんあると思うんです。

復帰の際のプログラムとして、東京近辺で東京医科歯科大学のドクターのサポートをただいて行う「復帰プログラム」というのがあり、それは、東京医科歯科大学病院の先生が考えたもので、伊豆のショップと連携を組んで6回で復帰コースと 12回で復帰コースなどがあります。
くわしくは、東京医科歯科大学病院で受診して 聞いてほしいし、そのプログラムを実施する提携ショップで確認してほしいのですが、
12回コースの1本目は 
MAX-10m ボトムタイム20分 安全停止は-3~-5mで15分
とあり、1週間以降に
-15m BT20分 安全停止3~-5m15分
とあります。徐々に深くしたり、反復潜水にしたりしていくプログラムです。
酸素供給の準備しているのが条件です。もちろんですね。

もちろんこのプログラムで完璧に大丈夫という保証があるわけではありませんが、
非常によく考えてつくっているんだろうなぁと思います。すべての記号がUSネイビーのダイブテーブルの反復記号がFダイバー以下ですね。
で、それを行うのに基本はクウキ潜水なんですよね。

ぼくは考えたのですが、復帰ダイブはできれば窒素の影響が少ないナイトロックスのほうがええんちゃうんと。もっというと、窒素の影響を、大気圧下で吸うよりも、少ない分圧にして潜ることで窒素の影響というのも理論上排除したような形からはいったほうがえんちゃうのと。

もちろん、先述のドクターともそのことについて意見交換したんっですが、もちろんナイトロックスのほうがいいよね、リスクは少ないし、と先生も言う。そういう考えで互いに納得しているものの、いつかはクウキでやらないと復帰じゃないという考えでやってますからクウキから始めるんです、という話でした。

いつかは、クウキで潜れるようにならないと復帰といえないというのが考えにあるようです。

なるほどと思います。よーするに、「復帰プログラム」は、クウキ潜水で始めることが前提なんですね。

(その復帰するために潜る場所が、他からのタンク(ナイトロックスも含む)の持込が禁止やからクウキで潜る、なんていうアホな理由もある、なんてのはないですよね?)

大阪でそういう復帰のサポートという風に考えたら・・・・


まず、「復帰プログラム」として大阪での開催も含めて関係機関とも話し合ってるのですが、
DANの酸素イントラ・・・OK(当然うちも持ってるし持ってるお店は多い)
酸素の提供・・・・・OK(これもそうですね。うちには酸素タンクがゴロゴロある(笑)し、持ってるお店も多い。)
伊豆のような医療機関や搬送機関とダイバー機関の連携システムがあり・・・・ない。
専門医が近くにいる・・・ない
実は、復帰プログラムの多くが(8割とも聞く)、体の違和感を感じて、東京医科歯科大学を再受診している。。。

(お断りしておきますが、復帰プログラムで再発であるという診断は非常にまれなようですが、潜水後に体に違和感を感じちゃう人が多いようです。やっぱり気ぃはってるからですかねぇ?違和感という感じがでてるのは事実のようですからやっぱり心配なって病院いきますもんねー)

などことで、今のところ伊豆以外の場所にまで「復帰プログラム」を広げていくことはなかなかしにくい・・・・

などのこともあり、現実は、そういう専門医のサポートもばっちりあり!ということころまでは
できないのが現状なので、「復帰プログラム」といういろんな連携システムが出来てる上での開催はできないのです。



もぐりたい、復帰したい・・・
でも再発リスクもある上に、もしものリカバリーもままならない・・・


でももぐりたいから復帰を目指していくしていくわけなんですが
「復帰プログラム」も参考にしつつ独自で(東京医科歯科大学のものものも、独自ですけど(笑))
で、やっていくしかないわけです。


※ここでは「復帰プログラム」という呼称は、東京-伊豆の連携システム上での呼称にします。
だから「復帰プログラム」で頼みます、と言われてもうちではいわれてもできませんのよ。
やれるのは「復帰サポート」ですね。

簡潔に書くと、ぼくが考える復帰サポートは、「復帰プログラム」では使用されていないが、それよりも安全性が高いと思われるナイトロックスを使って、体の状況状態に見合った形で、水深も「復帰プログラム」より浅い水深で行うということ。体のことやナイトロックスのこともふかーく勉強もしてもらいますけどね^^

で、その待望の復帰ですが、その復帰の際 リスクを最小限にするためには

今までの事例をまとめてみると、

スキンダイブでも、高所にいっただけでも、天気が悪くなっただけでも 再発のような症状が出現、なども聞くので、微妙な圧力変化でも、痛んだ神経を触れてしまうのかもしれないし・・・

などとも考え

ダイビング前に、
無理な残業はしない、たっぷり睡眠はとる、ストレスを肉体的・精神的ストレスにさらさない

水分はしっかり取る、結果体調を整える

などの事前準備はもちろんしてもらった上で

復帰プログラムより浅い水深で、
ナイトロックスを使い
安全停止中は、さらに高濃度のアドバンスナイトロックスで加速減圧して窒素をたっぷり洗い出してから浮上する。

なとど考えるわけです。
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《写真は、様々な大きさのアドバンスナイトロックス用のタンク》


場合によっては、安全停止の部分だけをきり取った形で
80%とか90%酸素の高濃度のアドバンスナイトロックスで-2mとか-3mとか-5mに数分だけ潜り、一本目を潜ってみる(試してみる)ということにして、「圧力変化」による体調変化はないか、などをみつつ、久々に海の中に もどってもらう、という体験てやってみる ということやっています。


よーするに、これは、ほんの少しの圧力変化で様子を見てみると同時に、大気圧下よりも窒素分圧を低くして
潜ってみることで、窒素が大気圧下にいるよりも体内に溶解していくはずもないレベルです。
(大気圧下の窒素分圧0.79  EAN80で-5m潜ったときの窒素分圧0.3しかないし)
ですので理論上は窒素による体内溶解及び気泡化する可能性を排除した潜水計画ということになります。

但し、それでも、なんらかの体調異変があることもあるわけです。
よーするに、減圧症の方の中には「低気圧が来た」 「ビルの10階まであがった」、というだけで、体調に異変が出てくる方もいらっしゃるので、そんな水深に変えると何cmにもならないようなわずかな圧力変化で 異変が出てくるというような説明は減圧症が窒素の気泡化によるモノということでは説明がつかない、というよーなこともあるので、もちろんこの考えが完璧でまったく問題がないわけでもありませんのでそのことを了承いただきつつ行っています。

なので、それらのガスを使ってのダイビングなので、エンリッチドエアーナイトロックス アドバンスナイトロックスの知識は、双方かなり多く深いところまで理解している状態である必要があります。

減圧理論 分圧 加速減圧 圧力勾配 拡散 等々ですね。

また体調のことですから、潜水生理に知識も理解度をあげてもらわなあきませんし、
体調ですから自分にしか分からないものでもありますので、
復帰のための為のダイビングを行う、そしてそのサポートを私どもので行う場合は、知りうる限りの情報とリスク、再発の危険性など様々なディスカッション&レクチャーを行なってかつ最終的な潜水プランはご自身で計画し決めてもらったプランで行うことにしています。
よーわ、復帰に対して自身でリスクが背負えるように「勉強」していただいて、そのサポートをうちらがするわけです。

ちなみに、DANの登録医でもある「Bにゃこドクター」と連携して、復帰ダイバーのサポートをしていこうかなどとも話しています。(まだ確定してやってるわけでなく、いろんな問題もあるので、好意で相談に乗ってもらってますんですけどね。)


まぁそんなこんなで、またまたウダウダ書いてしまいましたが、
危険性を十分に理解して、最大限の安全を考えて、復帰していってもらえたら、そんなうれしいことはありません。

そもそも「減圧症になった人」で、かつ再度潜るぞーってコリナイ?(笑)方は、ダイビングが大好きでかつ「ダイビングの安全のための生き字引」(笑)みたいな人ですから、本当は業界上げて大切しやなあきません。


最近はそんな人たちや、サポートしたい人達でつくる「関西潜水障害連絡会」という緩やかなコミュニティ(ミクシー内)もあって、情報交換しています。これまたうれしい存在です。ここには潜水医学に明るいドクターもいてくれて(Bドクターに力いっぱいかしてもーてます!!)頼もしい限りです。また飲み会しやなあきませんな。
あと、「減圧症ML]というサイトも、あって内容はすごくしっかりかかれていますので参考にしてください。


ウダウダ書きましたが、全ては安全のためであって、楽しさのためでですから、
もしも復帰を目指してやって行きたい人は気をつけてダイビング復帰に向けて楽しんでくださいませ(^。^)

以上 今日の泉でした。


次回は、・・・・ 何書こうか、決まったらまた登場します♪ 
by namiyoi3 | 2008-07-10 20:02 | 減圧症関連記事 | Trackback | Comments(0)

関西で減圧症になったら

※2016.10.26追記

※2017.4.15追記

大阪・関西で減圧症になった人が出た。(とする) 

さてどこの病院が治療に適してるのか?

これを最高レベルの治療で処置してくれる病院は、関西には「ありませーん。」

そう、残念ながら 関西にはないのです。

※2016.10.26追記 少し道が開けてきたかもしれません。下記参照

減圧症(DCS)の治療には 高気圧酸素治療室といわれるチャンバーの中に入って 酸素を吸うことになり、体内で気泡化した窒素を 加圧することで小さく(もしく溶解)させて肺の中で酸素を取り入れて 窒素と酸素をガス交換させゆっくり大気圧に戻す という治療がいいとされていて

その治療法は アメリカ海軍が開発した テーブル5(約二時間半) とかテーブル6(約五時間)((※下記に詳細あり)などがありましてそういった治療が 治療効果が高いといわれています。

さてその高気圧酸素療法の設置されている施設としては 関西にはあるにはあるんですが、減圧症のことをよく知ってるドクターがいなかったり その結果きちんとした診断ができなかったりで 減圧症は受診拒否される・・・・
逆に減圧症のことにくわしいドクターはいらっしゃっても、高気圧酸素療法の施設がなかったりします。



ダイビングの安全対策協議会(全国ダイバーズ協議会)などの中でも

「関西での減圧症治療の施設は空白」

なんて話もちらちら言われてるのものですから、

高圧酸素療法(高気圧酸素療法)などの研究発表の場でもある
日本高気圧環境潜水医学学会http://www.jshm.net/index.htmlで
昨年行われた学会発表の中で、関西に治療にええ病院あれへんねんとワーワーと発表して、http://namiyoi3.exblog.jp/6421276/
問題定義してきたのですが 
よーするに治療に適してる(最適=これ以上は望めんほど)と思われる病院は、関西では見当たらず、結局行き先は東京方面が多いのが実情なのです。
東京医科歯科大学付属病院とかね。


そもそも減圧症の治療に適してるのはどういうことか・・・

といいますと、

①潜水のことをよく知ってる専門医がいる。
②一人用の第一種チャンバーではなくて副室がある「第2種チャンバー」がある。
※2017.4.15追記 一人用の第一種チャンバーにも チャンバー内を酸素で満たすものと、チャンバー内は空気で満たしていて酸素マスクで酸素を吸入できる(切替式)があり、「第1種チャンバー(切替式)」でも 「第2種チャンバー」と同様最適とされるな治療ができる(らしい)。

a0104720_128860.jpg

③発症が疑われたら、土日でも夜間でも、チャンバーを動かしてくれる。
④その症状に適した治療テーブルを適用してくれる。治療テーブル5ではなく 治療テーブル6かそれ以上。


と、まぁ こうなるわけですが、ここまでそろっているのは関西にははっきりいって「ありません」。
発症したら そこまで望むものですが、
残念ながら見つかりません。 ソートー調べましたが「ない」。

(あれば一報ください)

現状はこうです。

①小さな医院には関西の現状や減圧症の症状をよく知ってるドクターはいる。 

関西の減圧症治療の現状を把握し、改善を目指す医院長(ダイビングインストラクターでもある)のいらっしゃる近藤眼科 罹患の疑いがあれば相談するのもいいかと思います。

ダイバーであり、関西の現状を理解し、緊急時の酸素供給も可能な 池田内科医院

その他 DAN-JAPANのDDネットに掲載されている病院など。
(DDネットには潜水に詳しいドクターも多いけど詳しいのは全員でもない)

①大きな病院でも、個人的にダイバーでよく勉強している人はいる。 が、その人のいる治療の部門に再圧チャンバーがあって受け入れOKか、となると、非常にヒジョーに難しい。


②第一種チャンバーだと、潜水に適している治療テーブルプロトコルは出来ないと思われる。もちろん第一種チャンバーでも、症状が改善する場合もあるが悪くなる場合もあると聞く。
それならば酸素吸入だけのほうがいいかもしれないのではないか?????
酸素吸入だけしてそして第二種へ行くほうがいいとも聞くが・・・???


③これが、相当問題で、T6などで5時間ほどかけても、病院は赤字にしかならない・・・。よーするに手間がかかるわりには病院の儲けが非常に少ないわけです。ってか儲けが無くやるだけ損がでるのはまちがいないやろうなぁ。
そうでもなくても、他の病気でも医者不足と言われてる時代ですので、これまた難しい。

ただ、重篤な場合などは特に、あきらめずに探し当ててくださいね。
せめて酸素吸入は早めに。そして長めに(できれば5時間以上は)。 

④下記に記載


潜水医学の国内での権威でもある、東京医科歯科大学付属病院 高気圧治療室などhttp://www.tmd.ac.jp/med/hbo7/
東京方面まで行くのが、結局のところ、最適ではないかと考えています。
東海大学医学部付属病院
荏原病院
などなど


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2016年4月追記: 亀田京橋クリニック ダイバー専門外来あり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2016.10.26追記
舞鶴自衛隊病院には高気圧酸素治療室も専門医もいらっしゃるようです。ただこの病院は、基本的に自衛隊員ならびにその家族のための病院での直接訪ねても受け付けてもらえないようであるが、ここ最近 一般の減圧症患者の治療を受け入れてくれていると聞くが、それは 最寄りの病院のドクターから 紹介状をもらった場合だけのようです。
また

問題なのは最寄りのドクターが減圧症のことをわかる方かどうか?かと思います。(きっとほとんどのドクターは減圧症のことは知らないはず。 医学生のときに、数行の文章で 潜函病のことを学んでおられるようですがその程度だそうです。。)

よって、関西の減圧症事情にも精通されてる近藤眼科(津市)に相談され、舞鶴等へのルートを開かれるのも 有益&最短な方法と思われます。

舞鶴自衛隊病院は治療費は基本自費なようです。とくに国民健康保険の適用がないらしい。社会保険なら あとでお金が戻ってくるようです(確認してくださいね)  そういった意味でも ダイバーは DANの保険くらいは加入してのが得策かと。

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DANに問い合わせするのももちろん必要なことですが。  br>DANの登録病院は全部が全部「潜水医学に精通している」わけではありません。
(よく知ってる先生もいらっしゃいますけどね)


他で調べるには、社団法人 日本潜水協会さんが調べた、再圧治療施設リストにも掲載されています。

で様々な状況を調べた結果、

関西から近い、ここやったら大丈夫でしょう!と思える病院施設は、


大阪から350km東にと距離と離れてしまうのですが、

静岡済生会総合病院 担当科 脳神経外科
住 所 静岡県静岡市駿河区小鹿1-1-1 TEL(日中) 054(285)6171
URL http://www.siz.saiseikai.or.jp/hosp/ TEL(夜間) 054(285)6171
減圧症受け入れ ◎ 常時可能
夜間の受け入れ ◎ 常時可能
減圧症の診療 ◎ 常時可能
減圧症入院治療 ◎ 常時可能




大阪からこれまた350km西の距離にある

呉医療センター 担当科 高気圧酸素治療室
広島県呉市青山町3-1 TEL(日中) 0823(22)3111
URL http://www.kure-nh.go.jp/ TEL(夜間)
減圧症受け入れ ◎ 常時可能
夜間の受け入れ ◎ 常時可能 (ドクター不在だと受け入れしてくれないときもあるようです)
減圧症の診療 ◎ 常時可能
減圧症入院治療 △ 状況により可能(事前に確認のこと)


に、なると思います。

こちらにどうぞ。


実は他にもう少し近い病院はといいますと
舞鶴に

自衛隊舞鶴病院
京都府舞鶴市泉源寺無番地


があって、
ここには、潜水のプロ中のプロもいることから、専門医もいてはると思われるし、高気圧潜水医学学会でも、相当最新の治療テーブルをお持ちと聞いていますので、関西のダイバーにとっては非常に頼もしい存在でなんですが

夜間は受付でだめだったり、保険が効かずにすごく高かったり、または、自衛隊員かその家族用の病院なので、他に行きなさいといわれることが相当あるようです。(あとで保険適用可能な場合もあるようなのと他に診てくれる病院がないのであれば、引き受けてくれることもあるようですが、受付レベルで断れることが多いと報告がきています。)


他には
②一人用の第一種チャンバーではなくて副室がある「第2種チャンバー」


のある病院は

石切生喜病院 大阪府東大阪市弥生町18-28
は、民間の病院でありながら、関西の潜水治療の大変さも理解いただけ、テーブル5であればOKですと受け入れてくれています。命の危険があるようであれば、T6治療もしてくれるかもしれません。
潜水専門医はいらっしゃいませんが、技師の方で詳しい方がいらっしゃいました。

また
大阪労災病院 大阪府堺市長曽根町1179-3
があり、なんらかの状況(たとえばご自身がかかりつけ病院であるなど)により受け入れ可能な場合もあるようですが、基本的にはレジャーダイバーの受入れは不可のようです。たとえば病院の受付でぶっ倒れるくらいの重傷なら 受付の方が 必死になって病院内のドクターを探してくれることもありますが 症状が比較的軽く 少ししびれがある程度で 減圧症かもしれないんですが・・・ などの相談に行っても 当院では受け付けないです、と言われることが多いと聞いています。

高気圧酸素治療は、ダイバーではなく 耳鼻科系の疾患 突発性難聴の治療などでも使われるので この病院ではその患者があふれかえっておる状態で ダイバーが入れる隙間がない というのが現状かと思います。(私 突発性難聴で二度大阪労災に入院しましたのでよーくわかります^^;)
ほかには専門医がいないというのも大きな理由かと思います。(責任が持てないってことなんでしょうか、いや 治療法も症例もわからないってことかもしれません)

レジャーでの疾患であって 労災じゃないので っていうふうなお断りもあったと聞いたことがありますが

インストラクターなどが減圧症にかかるのは労災ともいえますので 電話で病院の事務局と話したことありましたし 労災の監督官庁にも 労災患者を受け入れられないのはなんで?とお尋ねしたことありますが 「いくら労災での疾患でも専門医がいないので診れない という現実は変わらない」との回答もありました。残念。。。



また 堀口整形外科病院 和歌山県和歌山市本町5-35
こちらも、テーブル5で治療をやっていただいていると聞いたことがあります。(2013年追記、チャンバーを無くした との情報)

京都大学付属病院も第二種チャンバーがあると聞きますが、こないだ聞いたのは(間違ってるかもしれませんが)東京医科歯科大学付属病院で診てもらって、紹介状をもらい、京都大学病院で第二種チャンバーに入ったとの情報もあり。 

結局、症状が治るのかどうなのか、くわしく聞きたくなると思うので
東京医科歯科大学付属病院か、マオクリニック、荏原病院等の専門医がいてくれる病院で、診てもらって、メインドクターになってもらい、そこで治療をするか、ウンがよければ、そこから紹介状をもらって、近くの第二種チャンバーのある施設で、再圧治療(1回~数十回)を行い、メインドクターにまた診てもらう、などという形になる場合もあるのではないかと思います。



治療テーブルについて、注意しなければいけないことは、
他に第一種チャンバーしかないところだと(何もないよりいいともいわれているのですが・・・)

潜水の専門医で無い人は、どの症状に何のテーブルが適切かが分かっていないので、
今の高気圧潜水医学学会では、減圧症の治療には適さない(ひょっとしたらわるくなるかもしれない)と言われている治療テーブル(たとえば突発性難聴用とか)を使用する場合があるようです。


発症が疑われたら、(もしくは、そうかもしれないなぁと思ったら)大気圧下でもいいので、まず酸素吸入!そしてあとからでも仕方がないがなるべく早めに第二種チャンバーで、きちんと診断して、テーブル6(以上)で治療をするのがよい。


じゃあどうするか?

では高気圧化で酸素を吸うのは無理ならば

大気圧化でもいいから、酸素吸入は、ぜひともオススメします。

でも!緊急の場合、第2種チャンバーを探し当てるのが難しいのと同時に、
なんと、酸素吸入だけでもさせてもらえる病院を探し当てるのもこれまた至難の業になる可能性大です。

(レジャーダイバーがよく罹患するのはII型でといわれていてそれに適しているといわれるT6です。T5は、しないよりはマシとされてますが、治療効果はT6に比べて低いと思われます)

減圧症の治療前ということでも、酸素吸入だけでは、カネにならんのが大きな理由?なのか、適切な治療を知らない(専門外)なようで、他の病院にいってくださいと、相当な確立で言われることが多いようです。(実際の経験談を複数聞いてもそうです) 診断名がつかないのかな。 専門医じゃないから、酸素投与して悪くなられても困ると思うから断るドクターがいる というのは目の当たりにしたことがある。 


も、どっこも酸素吸わしてくれるところがなければどうするか?


酸素持っておく のがよい。
なければ緊急用酸素を持ってる人(ショップ)に問い合わせる。

などかな。


ちなみ なみよいくじらでは 47Lのでかい酸素を3本常設してます。もちろん病院ではないので治療では使えませんが 緊急用 そしてアドバンスドナイトロックスの使用としていつも置いています。

※2017.4.15追記
もしも、酸素吸入ができる病院があった場合ぜひ 酸素吸入をすべきですが、問題は、酸素の流量が足らない場合が多いのです。DCSの治療 改善効果があるのは、15L/分以上の大流量です。 肺の中を100%近い酸素で満たすことで 窒素の排出効果が強まります。ですが、ほとんどの病院では、血中酸素濃度を上げること で 酸素を使っているらしく、多くても毎分4Lとか だと思われます。ですので 肺の中を100%の酸素で満たして 酸素窓(オキシゲンウインドウ)←勉強して頂戴w。 を大きく開けることで 組織内の窒素の排出が促進されることを覚えておいてください。


 

※治療テーブル5(T5) 
水深18m(2.8気圧)まで加圧し、約2時間半かけて治療します。
関節痛、部分的な筋肉痛など、気泡が限局的なものと診断できるI型減圧症のみに用います。
http://www.jachod.org/pdf/guideline_pdf/bessi1_table5.pdf#search='減圧症 テーブル5'


※テーブル6(T6)※減圧症治療の基本的なテーブル
水深18m(2.8気圧)まで加圧し、約5時間かけて治療します。
気泡が限局していないII型(関節だけでなく脊髄、脳などに及んでいる場合)にT6を用います。
レジャーダイバーはよく罹患するのはII型です。ですからたいていはT6が用いられます。
http://www.jachod.org/pdf/guideline_pdf/bessi2_1_table6.pdf#search='減圧症 テーブル6'

参照 http://www.edasango.sakura.ne.jp/gen-atsuML.html


好き勝手かいてますが、残念ながら私は
潜水の専門医でもドクターでもないので、体のことはもちろんドクターが専門ですので、罹患したアナタの体の責任は負えません。またこの文章は経験上のことや私(や関西潜水障害連絡会の仲間たち)が調べた範囲でしかありませんので、それ以上の良好な状態になることはあるでしょう。
あったらそれはうれしいことです。

他に、ここのドクターは、ここの病院はばっちりやったよー という情報があったら、または、間違いや誤解されそうなことがあれば教えてください。


わたし(や仲間)の調べた範囲では、このような状態ですので、そうならないための準備は万全にして楽しいダイビングをしてくださいね。

潜水前には水分をたっぷり補給し、ダイコンだけに頼らず控えめにダイビングをして、
タバコは吸わずに、前日は良く寝て、体調はいい状態で、ムリはせず。

できれば、ナイトロックスやアドバンスドナイトロックスなどの知識を身につけて、楽チンに安全に。

※2017.4.15追記  まとめ

関西で減圧症、またはその疑いがあった場合

①躊躇せず 大気圧下でいいので早めに酸素を吸入する(15L/分)。30分以上。(歩けなくなったDCS患者は3時間くらい吸ってようやく歩けるようになった) 流量も時には要交渉。 酸素吸入できる場所が無きゃ なみよいくじらに来てください。応急手当対応します。(ドクターに電話して指示仰ぎます)
②再圧チャンバー(第二種)に予約。東京に行く決心と手配を早めにする。(夜行バスは高所を通るので重症化の要因にも)
(東京医科歯科大学病院 荏原病院 マオクリニック 亀田クリニック等) 
③ダメ元?で 下記の病院に問い合わせる。
 石切生喜病院 (紹介状必要)
 自衛隊舞鶴病院(紹介状必要)
 大阪労災病院の既存患者であれば、だめ元で相談したら可能性もあるかも。
 静岡済生会総合病院 
 呉医療センター

④紹介状がなければ、DANに電話。かかりつけ医に相談。近藤眼科(津市)等に相談。

※2017.4.15追記
日本高気圧環境・潜水医学会 近畿地方会 が 2016.7に発足の模様。
関西の希望やん^^

この情報が、少しでもお役に立つことを願います。

2017.4.29 追記
こういうDCS関連の記事が関西には 少ないからか ちょこちょこと これってDCS?などの 相談の電話が入ります。
症状はそれぞれで ひどい人は電話中にろれつが回らなくなって来たり 虚脱感がさらにでてきたり、重症化しそうな方も見受けられました。
回答ははもちろん 即チャンバーいきなはれ、近くの病院で酸素吸いなはれ 緊急用であればうちに来たら吸入はできますよ です。

また自分の症状は減圧症なのかどうなのか?という相談もあります。
答えは 「ダイビング後の症状なら DCS疑いはぬぐえません。」です。

ダイビング後に減圧症特有の症状http://www.divingmedicine.jp/decompression/d_3.htmlがあれば それは DCS疑いの人 として扱う以外にありません。

軽症だと思われる状態でも、疑わしいだけでも 答えられるのは 悪化の可能性があり 歩行困難 言語障害 排尿排便障害、など(くわしくは他ページhttp://www.divingmedicine.jp/prof/)ひどくなって社会復帰できなくなる可能性があるということ、最悪は死、であるので

答えは
即酸素吸ってみなはれ、改善が見込め、少なくとも酸素によっての悪化は非常に少ないと言われている そして 専門の医者の診察を受けてください チャンバー行ってくださいです。

つまり9割以上 東京にいきなはれ です。それまでの間 酸素吸いなはれ、です。

ダイビング後その症状(DCS特有の)が現れたのならば それはDCSの疑いがあるということですので 対応は 酸素を吸って改善傾向になったら それはDCS疑いはさらに濃いということです。チャンバーに入って改善したならば それはきっとDCSでしょうということです。
つまり 減圧症かどうかなんていうのは 酸素吸うかチャンバーに入って改善するかで、あ、やっぱり減圧症やったんやねとやっとわかるような症状なんです。最終的には。
レントゲンにもうつらんし。 自覚症状だけです。(神経所見などは取れるけど)

ここのページhttp://www.divingmedicine.jp/pdf/self_med.pdfに 自己診断法が掲載されています。
心配な方はここでやってみてください。

※当店の減圧手順というテックダイビングのコースhttp://www.namiyoi.com/techinf_tech_decom.htmlの中で そういうチェックの方法の学科講習があるので気になる方は お尋ねください。

また 来週ダイビングに行く計画してるのに 行けるんですか? という相談もあります。
答えは「基本的には DCS疑いの状態でダイビングはすべきでない」
というのが当たり前の認識だと思います。またDCS発症後は 完治後半年たてば ダイビング可能という指針もあります(自分の医者に聞いてね)


その症状だったら 減圧症じゃないですね、
あーそのくらいだったら 明日(来週)潜っても大丈夫でしょうー

なんて 一緒に潜った方でもなく 見たわけでもなく 酸素与えたわけでもなく 医者に診てもらった方でもない 電話相談だけの方で そんな無責任な答えは言えるわけないです。
そもそも何らかの症状を訴えておられるわけなんで。

(たまにそういう「安心材料」をもらいたいがために電話くれはる方がいてはるけれど)そういう答えを求めてるのならば DCSのことを勉強してない人のところに行かれたほうがいいと思いますー つめたいようやけどー。
だって重症化してほんとに苦労してはる人がいますので。歩けなくなったりとか、杖ついて とか。。。

ということで 対応は そういうことになりますので お力になれることがありそうでしたらお尋ねください。







by namiyoi3 | 2008-07-09 00:02 | 減圧症関連記事 | Trackback | Comments(2)