戦艦陸奥へ 再び潜る。戦艦へのレックダイビング。
2017年 09月 30日
昼前に大阪を出発し 420km 西へ移動。
目指すは 山口県の柳井港。
山口県はガードレールが黄色いので 山口に入ったんだなと実感します。
船体の約3割ほどが 海底に残っており、当時のままの トイレ(エリザベス号を参考に建造したらしく洋式便器)や浴槽、ガスマスクなども発見したとのことで打ち合わせしました。
今回のガイドは 柳井市に店を構えるLOVE&BLUEの小川さん。
今回は なみよいでテックダイビング技術を向上させたK氏の発案。
エクステンドレンジコース(テックダイビングの上級コース)を 完璧にこなし終えたときに 次 陸奥行こうってことで
陸奥行きが決まりました。
そして今回集まったメンバーは なかなかゴウジャスなメンバーになりました。
三重 シーポイント 増永オーナー
白浜 ダイブサプライ 樋下オーナー
串本 モコダイブ 岡本オーナー
そして
なみよいくじらのメンバーであり バリバリテックダイバーのM氏
いいだしっぺの
エクステンドレンジダイバーのK氏!
のメンバーで行くはずが!!
出発の一週間前に お仕事中のケガでなくなく断念のK氏!中心人物が不参加にあるという 何とも無念な状態でしたが 残ったメンバーはノリノリですので行ってきました!
(K氏次行きましょう!)
しかし 集合の記念写真の時に どこ向いてるんでしょう?増永オーナー。電話してるような謎のビジネスマンポーズをとってるのはさすがなんでしょうねー
大東亜戦争中の昭和18年6月
謎の爆発により 陸奥は沈没。
乗員1474人のうち、生き残ったのはわずか353人、1121人が亡くなってます。
昭和40年代に 大阪市が本社の 深田サルベージ株式会社が 引き上げを開始。
が、資金ぐりの問題で 3割の船体は残ったまま。
ダイビングする翌日の潮まわりは小潮。その潮どまりを狙ってのエントリーの計画。
ほとんど流れなく快適に安心して潜れました。
透視度は5-7mでまずます。水温は24.4度。波もほぼ無し。
参加メンバーのM氏はウエットスーツ。他のメンバーはドライスーツで快適に潜りました。
8:39に潜降開始し 9:54に水面に浮上した75分のダイビングでした。
最大水深は40m ボトムガスはEAN28 減圧時間は30分の計画で 24mから減圧し 6mからは酸素で14分の加速減圧です。
(ちなみに酸素がなくボクムガスEAN28であれれば6mで35分の減圧停止になります。ボトムガスがクウキだとさらに減圧停止時間が増えてしまいます。)
デコボトルは 5.7L酸素を 陸奥のキール部分があるー14mに持って行って置いておく形にしました。増永コマーシャルダイバーは 船から酸素を吊るすスタイルにしました。
当時の乗組員の方が 生存されていて こういう便器は使ってなかったそうで、かなりの上の人が使っていたのではないかとのことを聞けたそうです。
丸い窓にはガラスも入ってます。
高圧ガスのボンベも
慎重に水深を上げながら 段階式の減圧停止を行います。
計画では最後の酸素は13分。
もうちょっと長いとエアーブレイクした方がいいくらい。
加速減圧して 窒素の洗い出しを行いました。
いやーしかし でかい。すごい 迫力がはんぱない。ほんまもんの戦艦。
文字では言い表せない。。
目の前に歴史がある。
はしゃぐだけのダイビングではない。
でもすごい。 やばい。 今思い出しても胸が高鳴る。
また潜ろう。、潜りにきます。
みんなのダイビング 決まってた!
すばらしい仲間たちで潜れたのもよかった!
みなさんありがとうございました!
最後の集合写真!キメよう! って 逆光で みんなバラバラきまってないやん!(笑)
次もまた、、行きます! K氏のケガが治り次第~!!(笑)