ダイビングスクールなみよいくじら(www.namiyoi.com)のせきちゅうが、ダイビングのことについてうんちく好き勝手語っちゃいます。不定期ですのであしからずご了承ください。


by namiyoi3
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

初心者の気持ち

新しいことを始める。

それってすっごい冒険なわけで、挑戦なんですよね。

トライ!って、書けば三文字ですけど、すっごくすばらしく尊敬できることでもあります。

なみよいくじらは、新しいことに挑戦しようと始められる方に敬意を表します。
そして大歓迎です。

しかしその初心者の気持ち・・・というものは、期待とそして不安な気持ちがあるものですよね。


わからない世界に行くのですもの。そりゃ不安感はつきものです。

その不安な気持ちの中身をよーく感じてみると

ワタシはペースについていけるのか?
ワタシはできるようになるのか?
ワタシは水の中に入っても大丈夫なのか?

というワタシの不安と

この店は、海できちんと見てくれるんだろうか?
この店は、ボラないだろうか?
この店は、仲間に入りやすい雰囲気なんだろうか?

などなど、いろーんなお店側の不安っていうのもきっとあります。

実はですね、せきちゅうも、はじめは初心者だったわけですが(笑)

やっぱり、自分の目で見て感じて、「信頼できるな」と思った、自分で納得できたからはじめたわけです。

その気持ち、忘れたらあきません。

とはいうものの、もう20年近く前のことですので、

新鮮さとは違う「経験」と「自信」みたいなものを自分ながら感じるわけでございますが、


やっぱり新鮮さはいるな
と思い、「山のぼり」っつーやつをはじめたわけです。

初心者バリバリです。

ワタシは山に登れるのか?
ワタシは途中で動けなくなるのではないか?
ワタシは道に迷わないだろうか?
ワタシは怪我しないだろうか?
ワタシは体力がもつだろうか?


などなど、ワタシ不安たっぷりです。

同時に、つれて行ってくれる方がいらっしゃいました。

なみよいくじらのお客様 なんですが、一週間に2回か3回くらい山に登ってる方で超ベテランです。Mさんです。


Mさんと山でもなじめるのかなぁ
Mさんは山で頼んない俺を見捨てないかなぁ
Mさんに迷惑かけないかなぁ

など、そんな不安もやっぱりいっぱい。

でもやってみようと思いました。


体力もなまっていたのですが、はじめは、少し歩いただけで、
もうクタクタ。

そんな時、Mさんは、
「休憩しよしよーあせらんでいいからねぇ」
「はい、つかれたやろ、はいお水」
「この道はきついからこっちの道でいこうねぇ」

初心者のワタシのペースで行ってくれるわ
フラフラになったときに、気を使ってほしいものを差し出してくれるわ
どっちの道に行っていいかなんかわけもわからんのに、はいこっちやでぇーと
案内してくれるわ、ホンマありがたかったなぁ。

もちろん、イントラ業として、そんな感じでやってたつもりですが、
ホンマに初心者さんの気持ちにがわかってたか?ってゆーたら、
そりゃー山で初心者体感した時のほうがぜんぜん気持ちの奥深さは違いました。

あらためてその気持ち、忘れたらあかんなぁ思いました。

そして山のぼりもベテランになってきたら、Mさんと同じペースでいけるようになるのかもしれません。そうなったらそうなったで、また次の次元の視点で面白さがでてくるかもしれませんね。

Mさんのおかげで、山登りはまったく初心者のワタシでしたが今は「初級者」になりました。

ダイビングはインストラクター暦15年になりますが、あらためてMさんの上手な手ほどきに、(手ほどきのテクニックというか、根底は思いやりの気持ちなんですね)
ワタシ、心が洗われ、そして山はええで!というMさんの思いが伝わってきて、

もう一度自分の「インストラクターとして」というのを考えてみました。

この気持ちを忘れずにもう一回初心に戻って、ダイビングのインストラクションをそしてお店をもう一度お客様の身になってやってみようと思いました。

Mさんありがとうございます。
by namiyoi3 | 2009-01-10 01:47 | これからダイバー